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MFI

売り買いのエネルギーを売買代金で測る

MFI (Money Flow Index) は、株価×出来高=売買代金を、株価上昇時の売買代金、下落時の売買代金とに分けてその比率を求めることで、相場全体の上昇もしくは下落圧力の強さを測ろうとするテクニカル指標です。

MFI (%)=上昇時の売買代金÷全体の売買代金
ちなみに株価は高値、安値、終値の3つを足して3で割った数値を使いますので、厳密な売買代金とは若干異なります。この算式によって示された数値は、100%であればある一定期間中の株価は常に上がり続けたことを示し(高値、安値、終値の平均値が日々上がり続けた)、0%であれば下がり続けたことを示します。多少でも上げ下げが混ざり合った場合は、それぞれのときの売買代金が多かったか少なかったかの影響を受けて、数値が決まります。上昇することが少なかったとしても、そのときに莫大な出来高があった場合には、数値は高めに出るでしょうし、逆の場合は少なめに出ることになります。

下のチャートは日経平均株価の日足にMFI(14日)を描画したものです。さきほどしめしたように、100%や0%になることは非常に稀ですので、20%を下回れば売られすぎ(買いサイン)、80%を上回れば買われすぎ(売りサイン)として読み取ります。グリーンの矢印が買いサイン、赤い矢印が売りサインです。途中、ほとんど80%に到達しているかのような箇所がありますが、厳密には到達していませんので無視します。するとこのチャートの期間では、1度の買いサインと一度の売りサインのみが発せられています。現在値は売りサイン後に株価は上昇、多大MFIは下落という状況にありますので、このままではダマシということになりますが、やがて売買代金を伴いながら売られ始めると、MFIも株価も下落していくことになりますので、結論を出すにはまだ早いといえます。

しかし残念ながら、わずか1回のトレードで、さして大きくもない利益が得られた程度に終わっていますので、これを見る限りでは、MFIだけでの投資判断には限界がありそうです。そこで、パラメータをもう少し縮めて(9日)にしてみます。

今度は売り買いが順番に登場してくれません。買い下がってから決済、売りあがって買い戻せず、という結果になっています。結果が出ているものだけを取り出してみると、3勝1敗となっていますので、トータルでは負けていません。銘柄や指数のクセと、パラメータの期間がうまく噛み合うような最適化を図る必要があるかもしれません。なお、パラメータを長くすると、20%や80%のラインに到達することが、さらに稀になってしまって売買サインがほとんど出現しないことになります。